目次
格安スマホ(格安SIM)への乗り換えにかかる費用
まず、乗り換えにかかる費用を簡単に解説します。
全部かからない人も多いと思いますが、MAXでかかるとしたら下表の感じです。
名称 | 金額 | 内容 |
契約解除料(違約金) | 1万円前後 | 大手キャリアは「更新月」以外に解約すると1万円程の違約金がかかる(更新月解約なら0円)。 |
MNP転出料 | 3000円 | 今の携帯電話番号を引き継いで使いたい人のみ発生(つまりほぼ皆かかる)。今使っている携帯会社から請求される(番号引き継ぎの手間賃みたいなもの)。 この費用は回避する術は基本ないです。 |
分割購入したスマホの残ローン | ー | 端末を分割購入で使ってる人は残りの端末ローンを解約時に一括で払う。 ただし、大手キャリアの場合は端末ローンは残して払い続けることも実はできる。 |
初期手数料(新規契約手数料) | 3000円 | 乗り換え先の格安スマホ(格安SIM)から請求される(契約時の手間賃みたいなもの)。 この費用は初期手数料が0円になるキャンペーンをやってる格安スマホ(格安SIM)に申し込めば回避可能(IIJmioとか)。 |
新たなスマホの購入費 | ー | 格安スマホ(格安SIM)への乗り換えに際して、スマホを買い換える人は、購入費が発生。 |
それでは、auの人が格安スマホ(格安SIM)へ乗り換える流れ(手順)の説明、いってみましょう。
更新月を確認し、いつ乗り換えるのがベストか決める
auの「契約更新月」を確認して、auを無料解約できる月を確認します。
契約更新月とは?
大手キャリア(au・au・ソフトバンク)の契約は基本的に「2年縛り」と言われ、2年に1回しか無料で解約できる月がありません。
その1回の無料解約期間を逃すと次はまた2年後、というルールになってます。
その無料で解約できる月が契約更新月です。
ちなみに無料期間外に解約すると違約金として1万円が発生します。
■2年縛りのイメージは下図の通りです。
契約更新月の確認方法は?
契約更新月の確認方法は、auのMy au(会員専用ページ)の契約確認ページから確認できます。
契約更新月の確認手順
auのMy au(会員専用ページ)の契約確認ページにアクセスします。
「ご契約情報」→「料金/割引サービス」→「料金割引サービス」より「次回更新年月(更新月/更新期間)」を確認できます。
「次回更新年月 2020年2月~2020年3月」と記載の場合は、2020の2月1日から3月31日(末日)までが無料で解約できます。
契約更新月が遠かったら?
契約更新月を確認した結果、まだまだ先だった場合は選択肢が2つあります。
契約更新月が遠い場合の選択肢
契約更新月まで待って無料解約で格安スマホ(格安SIM)に乗り換える
契約更新月前に違約金1万円を払ってすぐに格安スマホ(格安SIM)に乗り換える
結論 違約金を払ってすぐに格安スマホに乗り換えた方が結果おトク
というのも、格安スマホの月額は大抵1,000円台〜2,000円台に収められるので、今払っている大手キャリアの携帯代金とくらべれば月3,000円から多い人だと月7,000円くらい節約できます。
そうすると、違約金の1万円なんて格安スマホに乗り換えて2〜3ヶ月すれば元が取れてしまうんです。
であれば、違約金を払ってもいいから、一刻も早く格安スマホに乗り換える方がお得度が高いわけです。
生涯費用でみた時に大きな差が出るので、できるだけ早いうちから安くしておくことをオススメします。
更新月(無料解約できる月)が1ヶ月先とかなら待ってもいいかもしれませんが、早いにこしたことはありません。
auのスマホを使い続けるか、スマホを買い換えるか決める
auのスマホで格安スマホ(格安SIM)を使う場合はそのまま使えるか確認
auのスマホを格安スマホ(格安SIM)で使う場合、そのままでは使えない場合もあります。
特にauはドコモと違って、やや複雑なので下表を参考にしてみてください。
auのiPhone 8/ 8 Plus/ XS/ XS MAX/ XR | IIJmio・BIGLOBEモバイル・楽天モバイル・mineoでそのまま使える。ただし、SIMロック解除すればどこの格安SIMでも使える。 |
auのiPhone 6s/ 6s Plus/ SE/ 7/ 7 Plus | SIMロック解除しないでもmineoならそのままの状態でも使える。ただし、SIMロック解除すればどこの格安SIMでも使えます。 |
auのiPhone 5s/ 6/ 6 Plus | SIMロック解除がそもそもできないモデル。ただし、mineoならそのままの状態でも使える。 |
2015年5月以降に発売されたauのAndroid | 【au VoLTE(ボルテ)対応機種】 SIMロック解除が基本的に必須でSIMロック解除しないと使えない(ただし、2018年8月1日以降に発売された機種は、IIJmio・BIGLOBEモバイル・楽天モバイル・mineoならSIMロック解除なしでそのまま使える)。 – 【au VoLTE(ボルテ)非対応機種】 |
2015年4月以前に発売されたAndroid | 【au VoLTE(ボルテ)対応機種】 2015年4月以前でSIMロック解除ができず、格安スマホでは使えない。そのため、格安スマホ会社でSIMとセットでSIMフリースマホを買うか、アップル公式ストアでiPhoneを買う。 – 【au VoLTE(ボルテ)非対応機種】 |
ドコモ・au・SoftBankが自分たちの所のスマホは自分たちの通信しか使えない様にしてる制限が「SIMロック」です。
例えばドコモのスマホはドコモのSIMロックが掛かっていてドコモの通信しか使えないようになってます。
ただ、「2015年4月以前のau VoLTE対応機種」の人は無条件でスマホ買い換えというところはわかりました。
だから、基本auのスマホは基本SIMロック解除が必要!スマホが古くてSIMロック解除が無理ならスマホ買い換え!と思っておけばいい!
なので、確認するのはSIMロック解除可能端末かどうか、という1点のみ(可能だったらそのままSIMロック解除しちゃう。WEBで簡単かつ無料でできるから)。
ちなみに、SIMロック解除可能な端末の一覧はau公式サイトでチェックできます。
上記サイトで確認しようにも「機種名がわからないよ!」という場合は、auの会員専用サイト「My au」からIMEI情報を入力しSIMロック解除対象端末か確認ができます。IMEIとは端末の製造番号のようなものです。
IMEIの確認方法
- Androidスマホの場合は以下の順にタップしていけば確認できます。
「設定」ボタン→「システム」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI状態」→「IMEI(スロット1)」で確認できます。 - iPhoneの場合は、以下の順にタップしていけば確認できます。
「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」で確認できます。
SIMロック解除可能か確認するページでは、スマホの「IMEI情報(シリアル番号のようなもの)」が必要になります。IMEIはスマホの「設定」アプリから→「端末の状態」→「SIMのステータス」→「IMEI」で見られます。
auのSIMロック解除のやり方
SIMロックは以下の条件で解除できます。
SIMロック解除の条件【スマホ代を分割払いの時】お使いのスマホが契約後101日以上経過しててれば解除できます。
【スマホ代を一括払いの時】即座に解除できます。
※分割払いの人も残りの代金を一括で払った時点で即座にSIMロック解除できます。
スマホを買い換える人は
さらに、格安スマホ(格安SIM)への乗り換えに合わせて、新たにスマホを買い換える人はSIMフリースマホか、SIMフリー版のiPhoneにしましょう。
買う場所は下表を参考にしてください。
新しいiPhoneを買って格安スマホに乗り換えたい人 | Apple公式ストアでiPhoneを買って、格安スマホ(格安SIM)に乗り換えるのが一番安く済みます。 Apple公式ストアで買ったiPhoneはSIMフリー版なのでどこの格安スマホ(格安SIM)も使えます。 |
型遅れのiPhoneを買って格安スマホに乗り換えたい人 | 型遅れのiPhoneをセット購入できるUQモバイル、Y!mobile(ワイモバイル)、BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONE、楽天モバイルなどを選びましょう。 |
新しいAndroidを買って格安スマホに乗り換えたい人 | 格安スマホ会社でSIMとSIMフリースマホをセット購入しましょう。 家電量販店やAmazonで買うより安く買えます。 |
SIMフリースマホとは原則どこの格安スマホ(格安SIM)でも使えるスマホ。
詳しく言うと、ドコモ・au・SoftBankが自分たちの所のスマホは自分たちの通信しか使えない様にしてる制限が掛かっていないスマホ。
乗り換えたい格安スマホ(格安SIM)を決める
乗り換える時期を決めたら、どこの格安スマホ(格安SIM)にするか選びましょう。
auのスマホで格安スマホ(格安SIM)を使うなら、auから設備を借りている格安スマホ(格安SIM)を選びます。
どこの格安スマホ(格安SIM)を選んだらいいかわからない人は、以下の記事を参考にしてみてください。
auのポイントを使い切る
auを使っていると「auポイント」というポイントが貯まります。おそらく意識的に使っていない場合は貯まったままになっているはず。
ポイントの確認は、My auのポイント照会ページでできます。以下からログインすると「ポイント照会」ページにいきます。
使い道のない「auポイント」を「WALLETポイント」に交換する
「auポイント」はauショップで充電器などを買ったりする使い道しかない“かなり使えないポイント”なので、基本的に色々使える「WALLETポイント」に交換します。
「au ポイント」1.2ポイントを「WALLET ポイント」1ポイントに交換することが出来ます。
交換は以下の手順で行います。
My auのポイント交換ページへアクセス。
ポイントを確認したら、下図の青線部分「全てのauポイントを交換する」を選択して、次へを押せば完了です。
これで、使い道のなかった「auポイント」が「WALLETポイント」に交換されたので、auのショッピングサイトなどで使えます。
「WALLETポイント」を使う
「WALLTEポイント」は、「WALLTEポイント」が使えるネットショップ「Wowma!」「au WALLET Market」で使いきるのが一番手っ取り早いです。
「WALLETポイント」はカードにチャージしておけばau解約後も使える
ちょっと面倒くさいですが、auの「WALLTポイント」を「au WALLETカード(プリペイドカード)」にチャージしておけば、au解約後も使えます。
しかも、「au WALLETカード(プリペイドカード)」にチャージしておけばコンビニなどでも使えるので、1円残らず使いきれます。
au WALLETカード(プリペイドカード)の作り方
「au WALLETカード(プリペイドカード)」はすでに持っている人も多いかもしれませんが、持っていなくて作りたい人はMy auのau WALLETカード申し込みページから作れます。
乗り換えに必要なものを準備する
乗り換えに必要なものは以下の通りです。
本人確認書類
免許証、保険証、住基カード、パスポート、在留カード、身体障害者手帳、マイナンバーカード(表面のみ)などになります。中には補助書類として公共料金の領収書をつけないといけない場合もあります。
クレジットカード
格安スマホ(格安SIM)の支払いは基本的にクレジットカードのみ(楽天モバイルなどは口座振替に対応してますが、手数料が150円程度かかります)。
メールアドレス
格安スマホ申し込み時はメールアドレスを登録しますが、au・au・ソフトバンクのメールアドレスは、格安スマホ(格安SIM)乗り換え後に使うことができなくなるので、登録できないようにしている格安スマホ(格安SIM)がほとんどです。
そのため、事前にGmailなどで別のアドレスを取得しておきましょう。
Gmailは利用料は無料ですし、とても使いやすいフリーメール(無料メール)です。
乗り換える直前にMNP予約番号を取得する
今使っている携帯会社から別の携帯会社(格安スマホ含む)に電話番号そのままで乗り換えることは「MNP(モバイルナンバーポータビリティー)」といいます。
そして、「MNP予約番号」とはMNPをするために必要な10桁の番号です。これは乗り換え前の携帯会社から取得します。
auの場合は、電話かショップから取得できますが、電話での取得がラクです。auのコールセンターへできるだけ電話が空いてる14時〜16時くらいの間に電話して取得しましょう。
auのMNP予約番号取得の窓口
ご利用方法 | MNP予約 受付窓口 | 受付時間 |
携帯電話・一般電話 | 0077-75470 | 9:00~20:00 |
Ezweb | トップ → auお客さまサポート → 申込む/変更する | 9:00~21:30 |
MNPで乗り換えるまでの流れ
- ショップに行くか、電話でMNPによる解約手続き(”MNP転出”といいます)をしたい旨を伝える
- その場で「MNP予約番号」と「有効期限」を教えてもらえる
※格安スマホ会社では”MNP予約番号の有効期限の残日数が12日~10日程度残っている状態じゃないと申込みできない”としているところがほとんどなので、MNP予約番号を取得したらすぐに格安スマホの申込みをする - 格安スマホ会社の申込み画面に「MNP予約番号」と「有効期限」を入力する
- 格安スマホ会社からSIMや端末が届いたら、切り替え手続きをする(格安スマホ会社によって違いますが、大体はネット上にログインしてボタンを押すだけ)
- 格安スマホが契約開始(開通)すると自動的に乗り換え前の携帯会社の契約が解約となります
※格安スマホの開通日とキャリアの解約日は原則同日となりますので、キャリアの2年縛りの更新月にMNPする人は月またぎにならないよう注意しましょう
そのため、MNP予約番号を取得したら3日以内には格安スマホへ申し込みしましょう。
格安スマホ・格安SIMに申し込む
格安スマホ(格安SIM)に申し込みましょう。
最近は、家電量販店や街中に格安スマホ会社のショップもありますが、おすすめは格安スマホの公式WEBサイトからでの申し込みです。
場所や時間を選ばず申し込みできますし、キャンペーン特典などがもっとも豪華なことが多いからです。
申し込み方がわからない人は以下の記事を参考にしてみてください。
SIMの初期設定をする
auのスマホを使う場合
格安スマホ(格安SIM)のSIMカードが届いたら、スマホに挿しましょう。挿し方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。
Androidの場合はその後にAPN設定が必要になります(1分で終わります)。
iPhoneの場合は「設定プロファイルのインストール」が必要になります。自分の申し込んだ格安スマホの公式サイトからインストールできます。
まとめ
auのスマホを格安スマホ(格安SIM)で使いたい人はSIMロック解除がネックになりますね。また、au回線プランをやっている格安スマホ(格安SIM)しか選べない点にも注意です。
SIMフリースマホを買う人は、どこの格安スマホでも使えます。ぜひ乗り換えてスマホ代を安くしてください。