目次
まずざくっり「データ容量」について
データ容量はスマホにとってのガソリン
ネットを使う際は常にデータを取得している状態であり、例えば3GBプランなら、「3GBのデータまでなら取得できますよ」ということになります。
格安スマホや大手携帯会社のスマホを使うときは、このガソリンの量をどれくらいのプランにするか選びます。
毎月のプランを決めるというのは、「ガソリン(燃料)何リッターにしますか?」ということなんですね
たいていの人は3GBで十分
3GBは王道プラン
私が格安スマホ会社で働いてた頃から、3GBだけはどこの格安スマホ会社もラインナップしていました(1GB/5GB/7GB/10GBなどは各社の好みでラインナップしていない場合もあるんですけどね)。
90%が3GB未満
※上図はOCNモバイルONE公式サイトより
メールやLINE、ネットニュースやネット検索程度なら、1日で60~80MB程度あれば十分ですし、動画やInstagram・Facebookなどの画像系SNSが加わったとしても、まあいって1日で100MB弱程度、3000MBで約3GBなので、1ヶ月3GBあれば十分なわけです。
データ容量を使いきれてない人も多い
だけど、ソフトバンクの10GBくらいのプラン使ってます。
実際は3GBで十分なのに、7GBや10GBくらいのプランに入っている人も多いです。そうなると月額料金を必要以上に払っていることになり無駄が多いです。適正なプランに入るよう心がけけましょう。
格安SIMの3GBは月額1,600円ほどで使える
格安SIMの3GBプランは音声通話SIMで、だいたい月額1,600円くらいです。大手携帯会社の3GBプランだと6500円くらい払ってる人が多いと思いますが、格安SIMに乗り換えると1600円くらいから使い始められます(通話料は別途かかりますが)。
音声通話SIMとは、090,080,070などから始まる一般的な携帯電話番号が使えるSIMのこと。大手キャリアのSIMと同機能のSIMです。電話番号を引き継いで乗り換える場合はこのSIMになります。他にネットだけできる「データ通信SIM」、ネット+ショートメールだけできる「SMS機能付きSIM」があります。
3GBプランはどれくらい使えるのか
※上図はIIJmioのサイトから
基本的に「ほとんどの人は3GBあれば十分」と先ほど解説しましたが、実際に3GBあるとスマホでどの程度のことができるのかを解説していきたいと思います。
動画 | 1分で 約4MB消費 |
3GB丸々使えば 12.5時間 見られる |
メール (写真付き) |
1通で 約3MB消費 |
3GB丸々使えば 約650通 送れる |
WEBページ 閲覧 |
1回で 約0.3MB消費 |
3GB丸々使えば 約9,600回 見られる |
ツイッター | 1回で 約0.1MB消費 |
3GB丸々使えば 約30,000回 見られる |
マップ (地図アプリ) |
1回で 約3MB消費 |
3GB丸々使えば 約900回 見られる |
IP電話 | 1分で 約0.3MB消費 |
3GB丸々使えば 約162時間 通話できる |
3GBプランが使えるおすすめの格安スマホは?
ここからは、3GBプランが使えるおすすめの格安スマホ会社を解説していきたいと思います。
「UQモバイル」の単品プランの3GBがベストに近い
UQモバイルの特徴
UQモバイルはKDDグループの格安SIMです。通信速度がとにかく爆速で、大手キャリアとほとんど変わりません。
格安SIMは昼は通信速度が遅くなりますが、UQモバイルは全く速度が落ちません。
品質が高いため、(プランにもよりますが)他の格安SIMより数十円〜数百円ほど月額料金が高いです。
UQmobileの「音声SIM×3GB」が高コスパ
UQモバイルはといえば、かけ放題がセットの「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」が人気ですが実はセットプランじゃなく、シンプルに「音声SIM×3GB」のプランもあります。
実はこの「音声SIM×3GB」のプランが、かなり狙い目です。
UQモバイルは1日を通して超速い通信速度なのにもかからわず、「音声SIM×3GB」は他の格安SIMより80円高い程度の「月額1,680円」で使えるからです。
UQモバイルの料金プラン
シンプルな通常プラン
プラン名 | 月額 |
コレ! データ高速(3GB) +音声通話プラン |
1,680円 |
データ無制限(500Kbps) +音声通話プラン |
2,680円 |
データ高速(3GB) +SMS付きプラン |
980円 |
データ無制限(500Kbps) +SMS付きプラン |
1,980円 |
UQmobileの3GBプランの注意点
3GB以上のプランに変更できない
UQモバイルのかけ放題がセットになっていない「単品プラン」は、選べるデータ容量が「3GB」か「データ無制限(ただし速度は500Kbpsしかでない)」の2種類しかありません。
つまり、スマホを使ってて、思ったよりデータ消費が激しいから3GBより多いデータ容量に変更したくなっても、UQモバイルだと変更できるプランが無いわけです。
ただし、「おしゃべりプラン」or「ぴったりプラン」は「2年縛り」&「月額が2年目から1000円値上がり」&「データ容量が3年目から1/3減」になります。
おしゃべりプラン/ぴったりプランの詳細はこちら
UQモバイルで使えるスマホ
auのスマホはSIMロック解除して使う
UQモバイルは、au回線なので使えるスマホは「auのAndroid」「auのiPhone」。そのまま使えたり、あるいは、SIMロック解除をすれば使えたりします。
- auの2017年8月以降発売のAndroid:SIMロック解除不要
- auのiPhone 8以降のiPhone(8含む):SIMロック解除不要
- au VoLTE非対応機種:一部SIMロック解除不要
- auのそれ以外の機種:SIMロック解除必要
この辺は複雑なので、UQモバイル公式サイトの動作確認端末ページを見てチェックするか、面倒ならとりあえずauの会員ページ(My au)でSIMロック解除しちゃってください。
ドコモ・ソフトバンクのスマホはiPhoneのみ使える
ドコモ、ソフトバンクのiPhoneはSIMロック解除すれば、問題なく使えます(SIMロック解除可能なのはiPhone 6s〜)。
ドコモ、ソフトバンクのAndroidはSIMロック解除しても、周波数が合わない事があるのでUQモバイルでは使わない方がいいです。
IIJmio、楽天モバイル、OCNモバイルONE等のドコモ回線で使いましょう。
Appleストアで買ったiPhone・SIMフリースマホもOK
Appleストアで買ったiPhoneはSIMフリーモデルなので、UQモバイルでそのまま使えます。
SIMフリーのAndroidも、au回線対応機種ならそのまま使えます。
自分のSIMフリースマホがau回線対応か不安な人は、UQモバイル公式サイトの動作確認端末ページでチェックしましょう。
UQモバイルの解説
UQモバイルの詳細
通信速度の安定感・信頼感はやっぱり「IIJmio」
IIJmioの特徴
IIJmioは通信速度・安定感・サポート・価格(安さ)のバランスが取れたお手本のような格安SIMです。
IIJは官公庁や大企業の案件も請け負う日本を代表する通信企業なので、企業としての信頼感はとても高く、業界内での評価も高いです。
技術力もあり、品質に安定感があるので、イオンモバイル、DMMモバイル、エキサイトモバイル等がIIJの通信設備を借りて格安SIMサービスを提供してるくらいなので。
端末セットも安い
また、SIMとセットで買えるス端末(SIMフリースマホ)の種類が多く、値段も安いのも特徴。
IIJmioの料金プラン
データSIM | SMS付 SIM |
音声通話 SIM |
|
コレ! 3GB ドコモ回線 |
900円 | 840円 | 1,600円 |
6GB ドコモ回線 |
1,520円 | 1,660円 | 2,220円 |
12GB ドコモ回線 |
2,560円 | 2,700円 | 3,260円 |
3GB au回線 |
ー | 700円 | 1,600円 |
6GB au回線 |
ー | 1,520円 | 2,220円 |
12GB au回線 |
ー | 2,560円 | 3,260円 |
IIJmioの3GBプランの注意点
ドコモ回線がおすすめ
IIJmioはドコモ回線、au回線の2回線を選べますが、ドコモ回線の方が安定してます。
au回線はやや遅くなりがちです。
IIJmioが使えるスマホ
ドコモのスマホはそのままでOK
ドコモのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMを差し替えればそのまま使えます。
IIJmioのドコモ回線(タイプD)を選びましょう。
auのスマホはSIMロック解除必須
auのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMロック解除必須です。
IIJmioのau回線(タイプA)を選びましょう。
ソフトバンクはSIMロック解除必須
ソフトバンクのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMロック解除必須です。
IIJmioのドコモ回線(タイプD)を選びましょう。
Appleストアで買ったiPhone・SIMフリースマホもOK
Appleストアで買ったiPhoneはSIMフリーモデルなので、格安SIMでそのまま使えます。
SIMフリーのAndroidも、そのまま使えます。
機種によっては、au回線非対応のSIMフリースマホもあるので、ドコモ回線を選びましょう。
IIJmioのキャンペーン
IIJmioは「データ増量」+「月額割引」+「新規契約手数料1円」などのキャンペーンをしょっちゅう実施していて、初期費用をかなり抑えられるようになってます。
IIJmioの解説
IIJmioの詳細(公式サイト)
楽天市場の利用者はポイントが貯まる「楽天モバイル」一択
楽天モバイルの特徴
楽天モバイルは、楽天スーパーポイントが貯まりやすい格安スマホ・格安SIMで、非常に人気があります。
毎月楽天スーパーポイントが貰える
まず、楽天モバイルを使うだけで、自動的に月額の1%のポイントが毎月貯まります。
楽天カードで支払いをすれば、1%→2%に貯まる率がアップします。
楽天市場での買い物も得
また、楽天市場で買い物をしたときに貯まるポイントも、毎回+2倍になります。
楽天カードで支払ってればさらに+2倍。
買い物時に合計5倍のポイントが貯まります。
楽天市場ユーザーなら、ほぼ一択で楽天モバイルです。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランは「スーパーホーダイ」と「通常プラン」の2種類あります。3GB使えるのは、通常プランの方です。
「データ容量3/6/14/24GB」+「10分かけ放題」+「速度制限後も1Mbps」が全てセットになったプランです。
通常プラン
低速プラン、3.1GB〜30GBプランと幅広くラインナップ
シンプルな組み合わせプラン
データSIM | SMS付 SIM |
音声通話 SIM |
|
ベーシックプラン ドコモ回線 |
525円 | 645円 | 1,250円 |
コレ! 3.1GB ドコモ回線 |
900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GB ドコモ回線 |
1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
10GB ドコモ回線 |
2,260円 | 2,380円 | 2,960円 |
20GB ドコモ回線 |
4,050円 | 4,170円 | 4750円 |
30GB ドコモ回線 |
5,450円 | 5,520円 | 6,150円 |
ベーシックプラン au回線 |
525円 | 645円 | 1,250円 |
3.1GB au回線 |
900円 | 1,020円 | 1,600円 |
5GB au回線 |
1,450円 | 1,570円 | 2,150円 |
10GB au回線 |
2,260円 | 2,380円 | 2,960円 |
20GB au回線 |
4,050円 | 4,170円 | 4,750円 |
30GB au回線 |
5,450円 | 5,520円 | 6,150円 |
スーパーホーダイの料金表
スーパーホーダイは3GBはありませんが、2GBプランがあるので参考までに料金表を載せておきます。
スーパーホーダイはドコモ回線のみです
スーパー ホーダイ データ量 |
1年利用 契約 割引なし |
2年利用 契約 ¥1000円引 |
;3年利用 契約 ¥1500引 |
2GB 使うと 1Mbps 使い放題 + 10分かけ放題 |
¥2980 | ¥2980 →¥1980 |
¥2980 →¥1480 |
6GB 使うと 1Mbps 使い放題 + 10分かけ放題 |
¥3980 | ¥3980 →¥2980 |
¥3980 →¥2480 |
14GB 使うと 1Mbps 使い放題 + 10分かけ放題 |
¥5980 | ¥5980 →¥4980 |
¥5980 →¥4480 |
24GB 使うと 1Mbps 使い放題 + 10分かけ放題 |
¥6980 | ¥6980 →¥5980 |
¥6980 →¥5480 |
楽天ダイヤモンド会員の場合はさらに500円割引になるんですが、会員の人が少ないと思うので割愛。
楽天モバイル 3.1GBプランの注意点
昼は遅めな印象
楽天モバイルは通信速度がさほど速くないです。
もちろん、大人気の格安SIMなので、そこそこストレス無く使えるレベルではありますが、実際に使ってて昼はけっこう遅さが目立ちました。
(格安SIMは、UQモバイル、Y!mobileをのぞいて昼は速度が遅くなるので、どんぐりの背比べ状態ではありますが)。
楽天モバイルが使えるスマホ
ドコモのスマホはそのままでOK
ドコモのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMを差し替えればそのまま使えます。
楽天モバイルのドコモ回線を選びましょう。
auのスマホはSIMロック解除必須
auのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMロック解除必須です。
IIJmioのau回線を選びましょう。
ソフトバンクはSIMロック解除必須
ソフトバンクのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMロック解除必須です。
IIJmioのドコモ回線を選びましょう。
Appleストアで買ったiPhone・SIMフリースマホもOK
Appleストアで買ったiPhoneはSIMフリーモデルなので、格安SIMでそのまま使えます。
SIMフリーのAndroidも、そのまま使えます。
機種によっては、au回線非対応のSIMフリースマホもあるので、ドコモ回線を選びましょう。
楽天モバイルのキャンペーン
楽天モバイルのキャンペーンは、主に端末セールです。
SIMフリースマホをSIMとセットで安く買いたい人は楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみてください。
こちらの記事でも楽天モバイルのキャンペーンを解説してます
楽天モバイルの解説
楽天モバイルの詳細(公式サイト)
端末をセット購入するなら「OCNモバイルONE」
OCNモバイルONEの特徴
OCNモバイルONEは、NTTグループの格安SIM。超大手なので、安心感は高いです。
少し前までは通信速度が他の格安SIMに比べるとやや遅めでしたが、最近は改善され速くなりました。
端末がめちゃくちゃ安く買える
OCNモバイルONEのメリットは、SIMとセット購入できる端末の価格がとにかく安いことです。おそらく業界No.1レベルの安さです。OCNモバイルはONEは、端末の販売自体で儲ける気はないですね。あくまで、格安SIMに入ってもらうための材料としてスマホを売っている感じです。
他社より普通に1万円〜2万円安く売ってる事もザラにあります。
最低利用期間が短い
格安SIMは、音声通話SIMという090/080/070の電話番号が使えるSIMを使うと1年間ほどの最低利用期間があります。もし1年以内に解約すると約1万円がかかります(それ以降はいつ解約しても無料)。
しかし、OCNモバイルONEは音声通話SIMの最低利用期間が6ヶ月と半分ほどになっています。格安SIMに不安を持っている人でも安心して使うことができます。
OCNモバイルOENの料金プラン
音声 SIM |
SMS付 SIM |
データ通信 SIM |
|
110MB/日 | 1600円 | 1,020円 | 900円 |
170MB/日 | 2080円 | 1,500円 | 1,380円 |
コレ! 3GB ドコモ回線 |
1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB ドコモ回線 |
2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB ドコモ回線 |
3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB ドコモ回線 |
4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB ドコモ回線 |
6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
OCNモバイルONEの3GBプランの注意点
OCNモバイルONEの3GBプランは、月額がちょっとだけ高いです。
格安SIMの3GBプランの相場は月額1600円のところ、OCNモバイルONEは1800円と200円ほど高いです。
OCNモバイルONEが使えるスマホ
ドコモのスマホはそのままでOK
ドコモのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMを差し替えればそのまま使えます。
auのスマホはiPhoneのみOK
iPhoneはSIMロック解除したら問題なく使えます(SIMロック解除可能なのはiPhone 6s〜)。
auのAndroidはSIMロック解除しても周波数が合わない部分があるので、OCNモバイルONEでは使わない方がいいです。
Androidで使うなら、IIJmio、楽天モバイル、UQモバイル等のau回線にしましょう。
ソフトバンクはSIMロック解除必須
ソフトバンクのスマホは、AndroidでもiPhoneでもSIMロック解除すれば使えます。
Appleストアで買ったiPhone・SIMフリースマホもOK
Appleストアで買ったiPhoneはSIMフリーモデルなので、格安SIMでそのまま使えます。
SIMフリーのAndroidも、そのまま使えます。
機種によっては、au回線非対応のSIMフリースマホもあるので、ドコモ回線を選びましょう。
OCNモバイルONEのキャンペーン
月額料金を2年間割引し続けてくれるキャンペーンなどを実施しています。詳しくはOCNモバイルONE公式サイトで確認してみてください。
OCNモバイルONEの解説
ONEモバイルONEの詳細(公式サイト)
まとめ
「初めての格安スマホなら3GBがオススメ」というのは以下の記事でも解説しているので併せて確認してみてください。