目次
まずさっくり、「GB(ギガバイト)」について
GB(ギガバイト)はデータ容量を示す単位のことです。ネットを使う際は、常にデータを取得している状態であり、例えば3GBプランなら、3GBのデータまでなら取得できますよ、ということです。
格安スマホ(格安SIM)や大手携帯会社のスマホを使うときは、このGBがいくつのプランにするかを選びます。
毎月のプランを決めるというのは、ガソリン(燃料)何リッターにしますか?、ということなんですね
たいていの人は3GBで十分であるが、心もとない人には5GB or 6GBをおすすめしたい
格安スマホ会社で新ブランドを立ち上げの企画をしていた頃、何GBのプランを作るかで悩みました。
今も当時も格安スマホ会社の一番人気プランは3GBです。3GBだけはどこの格安スマホ会社もいれてました。
というのもね、たいていの人は1ヶ月に3GBくらいしか使っていないってデータがあるからなんだよね。
少し前のデータですが上図をみてもらえるとわかる通り、60%の人は3GB以下しか使いません。
動画やInstagram・Facebookなどの画像系SNSが加わったとしても、 1日で100MB程度(1ヶ月3GB)あれば十分 なことが多いです。
大手携帯会社で通信制限がかかる月もあれば、かからない月もある人は5GB・6GBがオススメ
おおくの人は3GBプランで十分なんですが、ドコモ・au・ソフトバンクのスマホでネットをしすぎて通信制限がかかったことがある人には、5GB・6GBがおすすめです。
大手携帯会社を使っている人は、8GBや10GB前後のプランを使っている人が多く、通信制限が「かかったり」「かからなかったり」する人は、平均すると毎月5GB・6GBくらいデータ容量を使っているタイプが多いです。
格安スマホは、 高速通信・低速通信の切り替えができるからね。
■ドコモ・au・softbankにはない格安スマホの強み「高速通信」「低速通信」の切り替え機能
格安スマホ・格安SIMには、「高速通信」「低速通信」と2つの通信を切り替えながら使うことができます。
そして、「低速通信」はその名の通り通信速度は遅くなるんですが、データ容量がカウントされないようになっています。つまり、低速通信にしておけばデータ容量が一切減りません。
だから、ふだんは「低速通信」モードにしておいて、動画とかを見るときは「高速通信」モードに切り替えれば5GBでも全然余裕で使えます。
6GBプランはどれくらい使えるのか
実際に6GBあるとスマホでどの程度のことができるのかを解説していきたいと思います。
■6GBでできること
動画 | 1分で約4MB消費 | 6GBだと25時間見られる |
メール(写真付き) | 1通で約0.5MB消費 | 6GBだと約1300通送れる |
WEBページ閲覧 | 1アクセスで約0.3MB消費 | 6GBだと約19,200回見られる |
ツイッター | 1アクセスで約0.3MB消費 | 6GBだと約2万回見られる |
マップ(地図アプリ) | 1回で約3MB消費 | 6GBだと約1800回見られる |
IP電話 | 1分で約0.3MB消費 | 6GBだと約324時間通話できる |
この辺については、以下の記事でもっと詳しく解説しているので参考にしてみてください。
格安SIMを選ぶ時のひと口アドバイス
通信速度は日中の「平均速度」を見よう
格安SIMを選ぶ時に重視してほしいのは、純粋な「最高速度」ではなく「平均速度」です。
スマホでネットをする上では、1Mbps強でてれば十分です。そのため、10Mbps、20Mbpsの爆速は必要ありません。
1日を通して1Mbps強をキープできてるかを重視すべきです。夜中の2時に20Mbpsでてても日中ずっと0.5Mbpsしかでてなかったりする格安SIMなどは避けるべきです。
格安SIMの中では、通信速度はUQモバイル、Y!mobileは別格に速いですが、おおもとが大手キャリアなのでかけてる予算も違、UQ/Y!mobileの2社を除外して考えると、
月額料金の差は大したこと無いので、気にしない
格安SIMの料金差は数十円〜100円程度、UQモバイル・Y!mobileのちょっと高めの格安SIMでも500円高い程度です。
そのため、あまり料金差は気にしない方がいいです。むしろ、数十円程度の料金差を気にして、通信速度が遅い格安SIMを選んだりする方がまずいので、料金よりも通信速度の安定感を重視しましょう。
端末を買うなら格安SIMで「端末セット」を買うべき
→機種によっては2~3万円安い
格安SIMではSIMとセットで端末が買えます。格安SIM会社にとって、端末は月額プランに加入してもらうの”道具”に過ぎないので、端末価格を安くしてる所が多いです。
※格安SIM会社は、端末の物販で売上を伸ばす気はあまりありません。
そのため、家電量販店やAmazon等で買うより安い場合がほとんどです。
5GB or 6GBプランが使えるおすすめの格安スマホは?
BIGLOBEモバイル
の特徴を解説
月額の安さ/料金プラン
BIGLOBEモバイルは5GBはありませんが、6GBがある格安SIM。
6GBは特に安いです。
音声SIM(6GB):月額2,150円(+通話料10円/30秒)で使えます。
料金プラン(音声SIM)
3GB |
1600円 |
6GB | 2250円 |
10GB | 3250円 |
通信速度の安定感
BIGLOBEモバイルは、通信速度がKDDIグループになってから特に速くなった印象です。
1日を通して5Mbps前後でてることが多いので、かなり快適に使えます。
昼12時は0.5Mbps前後まで落ちますが、昼はUQモバイル/Y!mobile以外はどこも遅いし、他社だと0.2Mbpsくらい落ちるのもザラなので健闘してる方です。
※通信速度は「会員数の増減&通信帯域の豊富さ」によって日々変わっていくので、翌月急に速くなったり遅くなったりする事があります。
対応回線・使えるスマホ
au回線・ドコモ回線の2回線を取り扱っています。
ドコモ端末はドコモ回線をSIMロック解除不要で使えます。
au端末はSIMロック解除してau回線を使えます。
ソフトバンク端末はSIMロック解除してドコモ回線を使えます。
YouTube見放題のエンタメフリー・オプションが人気
BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションは、音声SIM×3GB以上のプランなら月額480円で、YouTube、Abema TV、音楽ストリーミングアプリなどはデータ消費が一切されない&速度制限時も高速通信で使えるサービスです。
動画好きの救世主的なサービス(データSIMに追加する場合は月額980円)。
キャンペーンのお得度
SIM単品なら1200円×6ヶ月割引。
端末セットなら最大600円割引×24ヶ月、Gポイント2000円分などのキャンペーンがあり、けっこうお金かけてます。
おすすめ度:
BIGLOBEモバイルは、6GBは安い、通信速度も安定、キャンペーンも良いと3つのポイントが全て高いです。
また、クレジットカードだけじゃなく銀行口座で支払いもできる数少ない格安SIMでもあります。
全体的にレベルが高いですが、Gポイントが貯まる率がちょっと低いので星4つ半で。
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楽天モバイル
の特徴を解説
月額の安さ/料金プラン
楽天モバイルは5GBが2150円と相場よりちょっと安く使えます。
スーパーホーダイだと6GBも選べます。
スーパーホーダイは「10分かけ放題」+「速度制限時も1Mbps」がセットになったプラン。1Mbpsは動画が見れる速度です。
スーパーホーダイは、通話が多くて、動画もたくさん見る人に強くおすすめできるプラン。
逆に通話が少なかったり、データ容量が月5GBで収まる人には、料金が高くなるので向いてません。
料金プラン(音声SIM)
3.1GB |
1600円 |
5GB | 2150円 |
10GB | 2960円 |
料金プラン(スーパーホーダイ)
スーパー ホーダイ データ量 |
1年 契約 割引なし |
2年 契約 ¥1000円引 |
3年 契約 ¥1500引 |
6GB 使うと 1Mbps 使い放題 + 10分かけ放題 |
¥3980 | ¥3980 →¥2980 |
¥3980 →¥2480 |
期間が長い方が割引率がいいです。期間内に解約したら9800円の違約金が発生。
割引は無料で誰でもなれる楽天会員の場合です。
楽天ダイヤモンド会員の場合はさらに500円割引になるんですが、会員の人が少ないと思うので割愛。
通信速度の安定感
楽天モバイルの通信速度は、ドコモ回線は1日そこそこ快適に使える速度がでてます。
昼12時はちょっと遅いですが、それはどの格安SIMも同じです。
au回線は夜がちょっと遅いですね。
ただし、通信速度は会員数(車)×通信帯域数(道路の広さ)で変わるので、月によってけっこう変化します。
楽天スーパーポイントについて
楽天モバイルの月額料金の1%の楽天スーパーポイントが毎月貯まります。
楽天カードで支払いをすれば、1%→2%に貯まる率がUPします。
また、楽天市場での買い物時も、楽天モバイルの音声SIMを使っていると+2倍(計3倍)貯まります。
対応回線・使えるスマホ
au回線・ドコモ回線の2回線を取り扱っています。
ドコモ端末はドコモ回線をSIMロック解除不要で使えます。
au端末はSIMロック解除してau回線を使えます。
ソフトバンク端末はSIMロック解除してドコモ回線を使えます。
キャンペーンのお得度
楽天モバイルのキャンペーンは主に端末セールです。
端末セット申込みの方がお得度は高いです。SIM単品申込みはあまりお得度が高くないです。
楽天モバイルのキャンペーン詳細はこちら
おすすめ度:
楽天モバイルのスーパーホーダイは、速度制限時でも1Mbpsで使い続けられるので、実質使い放題プランです。動画の見すぎでギガ死してる人におすすめ。
また、+月額100円で銀行口座での支払いも可能です。
楽天市場利用者はポイントが貯まりやすいので星5つですが、楽天を使っていないとメリットが減り、普通の格安SIMになるので星3つ半で。
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IIJmio
シンプルでわかりやすく、格安SIMのシェアも1位〜2位くらいにいつづけてます。
技術力が高いので、eSIMなどのサービスもいち早くスタートさせたり、業界のパイオニア的な立ち位置で、通信速度も安定してます。
また、端末セットが格安SIM業界の2位〜3位レベルで安いです。
の特徴を解説
月額の安さ/料金プラン
IIJmioは3GB、6B、12GBとプランが3つだけの格安SIM。
6GBの音声SIMは月額2220円(別途通話料10円/30秒)で使えます。
料金プラン(音声SIM)
3GB |
1600円 |
5GB | 2220円 |
12GB | 2260円 |
通信速度の安定感
IIJmioは技術力が高く、設備を他社の格安SIMにも貸してるくらいなので、安定感に定評があります。
楽天モバイル同様、1日を通してそこそこストレス無く使えます。
IIJmioも含め格安SIM全体に言えますが昼12時台は遅くなりますが、動画は再生できるレベルを保ってくれてます。
ただし、通信速度は会員数(車)×通信帯域数(道路の広さ)で変わるので、月によってけっこう変化します。
対応回線・使えるスマホ
au回線・ドコモ回線の2回線を取り扱っています。
ドコモ端末はドコモ回線をSIMロック解除不要で使えます。
au端末はSIMロック解除してau回線を使えます。
ソフトバンク端末はSIMロック解除してドコモ回線を使えます。
IIJmioの家族利用に強い
IIJmioはファミリーシェアプラン(12GB)だと、1契約で最大10枚のSIMでシェアできます。
12GBじゃ足りない場合は、+20GB、+30GBまで増やすことができます。
また、シェアSIM同士は通話料60%OFFにできます(通話にみおふぉんダイアルを使う)。
キャンペーンのお得度
IIJmioは初期手数料3000円→1円、月額1,000円割引×数ヶ月がメイン。
端末セットの場合は、Amazonギフト券が2000円〜1万円くらいついてきます。
IIJmioのキャンペーン詳細はこちら
おすすめ度:
IIJmioは通信速度の安定感が高い、企業の安心感も高い。
他社にない家族向けサービスも多く、端末セットも安い、キャンペーンもお金を掛けてて、
かなりバランスが良いです。
ただ、ポイント制度が無い&支払いはクレジットカードな点はマイナスなので星4つとします。
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LINEモバイル
インスタグラム、twitter、Facebook、LINEをいくら使ってもデータ量が消費されない&速度制限時も高速通信が可能な「カウントフリー」というサービスが付いたプランを扱う格安SIMがLINEモバイルです。
とくにインスタグラムは写真・動画が多いのでデータ消費が激しいので、よく使う人にはLINEモバイルがおすすめです。
また、「LINEモバイル」の公式アカウントをLINEで友だち追加しておくと、LINEアプリ上で友だちとチャットする感覚で問い合わせできます。
の特徴を解説
月額の安さ/料金プラン
LINEモバイルはSNS使い放題のコミュニケーションフリープラン(5GB)の音声SIMが、月額2220円(別途通話料10円/30秒)で使えます。
相場より90円ほど高いですが、SNSが使い放題&速度制限時でも高速通信で使える点を考えると、実は安い方です。
料金プラン(音声SIM)
■コミュニケーションフリープラン
3GB |
1690円 |
5GB | 2220円 |
12GB | 2880円 |
通信速度の安定感
LINEモバイルは、かなり前は爆速→少し前はかなり遅くなり→19年7月下旬現在はそこそこ安定した速度になってます。
ただし、ソフトバンク回線・ドコモ回線は通信速度が安定してますが、auはまだちょっと遅いです。
※でも通信速度は会員数(車)×通信帯域数(道路の広さ)で変わるので、月によってけっこう変化します。
対応回線・使えるスマホ
au・ドコモ・ソフトバンクの3回線を取り扱っています。
ドコモ端末はドコモ回線をSIMロック解除不要で使えます。
au端末はSIMロック解除してau回線を使えます(iPhone 8以降、2017年8月以降発売のAndroidはそのままでOK)。
ソフトバンク端末は、iPhoneならSIMロック解除せずソフトバンク回線を使えます。
ソフトバンクのAndroidは2017年8月以降発売機種ならそのままで使えますがそれ以前の機種はSIMロック解除が必須です。
プリペイド式のLINE Payカードでも支払える
クレジットカードが無くても、審査不要のプリペイド式のLINE Payカードを作れば支払いできます。
プリペイドも自動チャージ設定が可能で、設定額を下回れば銀行口座から自動でチャージされます。
キャンペーンのお得度
LINEモバイルのキャンペーンは、月額1,000円前後の割引×数ヶ月がメインです。
LINEモバイルのキャンペーン詳細はこちら
おすすめ度:
LINEモバイルは、SNSのカウントフリーが1番のメリットです。
ただし、少し前はLINEポイントが月額の1%貯まり、初月が無料だったんですが撤廃になり、メリットがやや減りました。
とはいえ、LINE Payカードでも支払いできたり、通信速度も安定してきてるので、星3つ半とします。
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まとめ
5GB、6GBプランのイメージついた?
みなさんも6GBプランで検討してみてはいかがでしょうか。以下の記事では他のデータ容量についても解説しているので併せて確認してみてください。