契約解除料・解約事務手数料・違約金など呼び名はいっぱいあるが

契約解除・解約事務手数料・違約金などいろいろ呼び名はありますが、基本的には同じことを言ってます。

この記事では、とりあえず「契約解除料」で統一します。
契約解除料が発生するケース
大手キャリアの「2年縛り」期間内に解約した場合

ドコモ・au・ソフトバンクの場合は契約を2年単位でするのが一般的です。この場合、契約した日から2年以内に解約したら契約解除料が発生します。
厄介なのが、この2年契約は解約しないと勝手に更新(=自動更新)され、また新しい2年契約が発生する点です。解約しない限りずっと2年サイクルの契約が続きます。これを2年縛りと言います。
ちなみに、ちょうど2年が経った月(これを「更新月」と呼びます。更新月は契約した「2年後の月」と「その翌月」の計2ヶ月)は無料で解約できます。しかし、それ以外の期間で解約すれば約1万円の契約解除料が発生してしまいます。

ちなみに格安SIMだと、UQモバイルの「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」・Y!mobile(ワイモバイル)の「スマホプランS・M・L」も2年縛り設計になっています。UQモバイル・Y!mobileを検討中の人はその点を注意しましょう。


格安SIMの最低利用期間内に解約した場合

契約解除料が発生する2つ目のパターンは、格安SIMの音声通話SIMを1年以内に解約した場合です。
格安SIMには「データ通信SIM」「SMS付きSIM」「音声通話SIM」の3種類の機能がありますが、「音声通話SIM」のみ最低利用期間があります。

よって、いまの携帯電話番号を引き継いで乗り換えたい場合は必然的に「音声通話SIM」になります。
音声通話SIMの最低利用期間は格安SIMのほぼ全社が1年間に設定してます。1年以内に解約した場合は、どこもやく1万円発生します。
大手キャリアの「2年縛り」と違うのは自動更新にならない点です。格安SIMの場合は1年使えばそれ以降はいつ解約しても無料で解約できます。大手キャリアと比べるとかなり良心的といえます。
特別な割引プランに入ってる場合


一番わかりやすい例は楽天モバイルの「スーパーホーダイ」です。「スーパーホーダイ」は毎月1000円〜1500円割引をしてくれますが、その条件は「2年利用契約で1000円割引」「3年利用契約で1500円割引」。2年契約(あるいは3年契約)してるのにその期間以内に解約した場合は契約解除料が発生してしまいます(一律9800円)。
契約解除料がかからない月=「更新月」を確認する方法

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合は(または格安SIMから格安SIMに乗り換える場合もですが)、契約解除料がかからない月=「更新月」に解約するのがベストです。
「更新月」は大手キャリア、格安SIMどちらも「会員専用ページ(マイページ)」で確認できます。


大手キャリアや格安SIM各社で会員専用ページを用意してるよ。
大手キャリアの「更新月」の確認方法は、以下の記事で解説してるので参考にしてください。
契約更新月が遠かったら?
契約更新月を確認した結果、まだまだ先だった場合は選択肢が2つあります。
契約更新月が遠い場合の選択肢
契約更新月まで待って無料解約で格安スマホ(格安SIM)に乗り換える
契約更新月前に契約解除料1万円を払ってすぐに格安スマホ(格安SIM)に乗り換える
結論 契約解除料を払ってすぐに格安スマホに乗り換えた方が結果おトク

というのも、格安スマホの月額は大抵1,000円台〜2,000円台に収められるので、今払っている大手キャリアの携帯代金とくらべれば月3,000円から多い人だと月7,000円くらい節約できます。
そうすると、契約解除料の1万円なんて格安スマホに乗り換えて2〜3ヶ月すれば元が取れてしまうんです。
であれば、契約解除料を払ってもいいから、一刻も早く格安スマホに乗り換える方がお得度が高いわけです。

生涯費用でみた時に大きな差が出るので、できるだけ早いうちから安くしておくことをオススメします。
更新月(無料解約できる月)が1ヶ月先とかなら待ってもいいかもしれませんが、早いにこしたことはありません。
携帯電話サービスが解約時にお金がかかる理由
そもそも携帯電話サービス(特に大手キャリア=ドコモ・au・ソフトバンク)がなぜ解約時にお金を取るかというと、2年使ってもらう前提で割引をしているから、というのが主な理由です(それ以外にも、他社に乗り換えづらくするという理由などもありますが)。


だから「その期間より早く解約されるとその分はお金をとりますね」って感じになっちゃうわけ。
まとめ
契約解除料は厄介なので、事前にいつが更新月(無料解約できる月)を確認しておきましょう。
どうしても確認できなかった場合、または確認した結果「更新月」がだいぶ先だった場合は、割り切ってさっさと格安SIMに乗り換えてしまった方がお得です。