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SIMとは?SIMの機能や種類をわかりやすく解説




ハルオ
こんにちは。格安SIM会社で働いていたハルオです。
ニノくん
後輩のニノです

このサイトでは「格安SIMが広がらないのは複雑だから」と格安SIM会社に勤めていた時から感じていた管理人が、できるだけわかりやすく格安SIMを解説していきます。

SIMとは?

SIMカード説明

「SIM(シム)」とは「SIMカード」の略。「SIMカード」というのは“Subscriber Identity Module Card”の略で電話番号などの契約者情報が記録されているちっちゃなカードのことです。

Subscriber 契約者
Identity 同一性
Module 部品


ハルオ
上表の通りまさに契約者情報(電話番号など)が入っている部品というわけ。実物はこんな感じです。
ニノくん
だったら「契約者カード」でいいでしょ。横文字やめてください
ハルオ
…(おれに言われても)。

SIMがないと電話ができない

スマホはSIMを挿さないと「090,080,070〜」といった一般的な携帯電話番号を使った電話ができません。SIMは基本的には通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク等)が作っていて、それをスマホに挿して初めて電話ができるようになります。

当サイトを読んで頂いている人のiPhoneやAndroidスマホにもSIMがはいってるはずです。

ハルオ
例えばiPhoneの場合は、Appleストアで買って来ただけの状態では電話をかけられませんが、自分の契約情報(電話番号)が入ったSIMを挿し込むと、iPhoneに情報が読み込まれて電話ができるようになる、といったイメージです。

インターネットもSIMでしている

最近ではネット検索することをググる(”グーグルを使用する”の意)なんて言いますが、SIMは電話だけでなくネットをする時にも使います。

ハルオ
スマホは大きく言えば「通話」と「ネット」の機能が使えるマシンです(メール・SNS・動画視聴などもネット接続した上で行なっているためここでは「ネット」に分類)。

SIMはその機能に必要な部品なわけですね。

SIMがなくてもWi-Fi接続すればネット接続ができるので、SIMはネットをするのに必須なわけではありません。ただしWi-Fiがある場所は限られるので、基本的にはスマホに挿したSIMによるネット接続がメインになるわけです。

SIMはサイズが3種類ある

SIMカードサイズ説明

SIMカードには「標準SIM」「micro SIM(マイクロSIM)」「nano SIM(ナノSIM)」と3つのサイズがあります。スマホの機種によって、どのサイズのSIMを使うかが異なります。

ハルオ
現在はほぼどのスマホも「nano SIM」です(たまに「micro SIM」のスマホもありますが)。

「標準SIM」に関してはほぼ絶滅しているので、実質2サイズになります(nanoとmicro)。

格安SIMに申し込むときはサイズを指定しないといけないので、自分のスマホのSIMサイズをしっかり確認しておきましょう。

ちなみにiPhoneの場合は”iPhone5以降”はすべて「nano SIM」になります。

スマホのSIMサイズを確認する方法

  • 定規でサイズを測る(寸法は上図を参照)
  • 「◯◯(スマホ機種名) SIMサイズ」で検索する

 最近は使うサイズに合わせてSIMを自分でくり抜くのが主流

SIMサイズの話の補足として、最近は届いたSIMを自分が使いたいサイズに合わせてパッケージからくり抜くのが主流になっています。

少し前までは3種類のサイズそれぞれのSIMが作られていたんですが、現在は格安SIMに申し込む際にお客さんがサイズ指定を行わず、くり抜き方によって3サイズのどれにでもなるSIMが届きます。

ハルオ
よーするに3サイズごとのSIMの在庫を持たなくていいので、格安SIM会社的にとっても楽なんです。

上の写真は「nano SIM」サイズにくり抜いた状態です。指で簡単にできますが、間違ったサイズにくり抜かないように注意しましょう(ちなみに一回り外の白い枠でくり抜けば「micro SIM」、一番外側の枠でくり抜けば「標準SIM」のサイズになります)。

micro SIMにくり抜いた後にnano SIMにすることはできますが、nano SIMからmicro SIMに戻すのはできません。要は「小さいサイズ」→「大きいサイズ」に変更はできないので注意。

SIMは機能も3種類ある

SIMは機能別に「データ通信SIM」「SMS機能付きSIM」「音声通話SIM」といった3種類があります。

ハルオ
それぞれ用途が違うんですが、メインのスマホで使うなら「音声通話SIM」になります。
SIM名 使える機能 用途 金額
データ通信SIM
  • ネット
タブレットやモバイルルーターに使うSIM。ただし、タブレットでLINEをするならSMS機能付きSIMの方がいい。 追加料金なし
SMS機能付きSIM
  • ショートメール(SMS)
  • ネット
電話をしない人がスマホで使うSIM。タブレットでLINEを使う場合もこのSIM(LINEのSMS認証を通過するためにSMS機能を使うから)。 データ通信SIMの料金に+約150円
音声通話SIM
  • 電話
  • ショートメール(SMS)
  • ネット
090、080などから始まる電話がつかえるドコモ・au・ソフトバンクと同機能のSIM。電話番号を引き継いで乗換える人はこれ。 データ通信SIMの料金に+約700円
「データ通信SIM」「SMS機能付きSIM」「音声通話SIM」は見た目はどれも同じです。

格安SIMを選ぶときは「サイズ」と「機能」を選ぶ

つまり、格安SIMを選ぶときは「サイズ(3種)」と「機能(3種)」を選ぶことになります(全部で9パターンから)。

音声通話SIM
※データ通信SIM+700円くらい
標準SIM マイクロSIM ナノSIM
SMS付きSIM
※データ通信SIM+150円くらい
標準SIM マイクロSIM ナノSIM
データ通信SIM 標準SIM マイクロSIM ナノSIM
ハルオ
例えば、iPhoneで大手キャリアの電話番号そのままで格安SIMに乗り換えるなら「nano SIM」×「音声通話SIM」になります。

まとめ

ざっくりではありますが「SIM」についての解説でした。いかがだったでしょうか。

ニノくん
ようはスマホ使うときに必要なちっちゃいカードってことでしょ。
ハルオ
超☆噛み砕いたね!
ハルオ
続いては「格安SIMとはなにか?」を以下の記事で解説しています。

【初心者ガイド】格安SIM会社の元社員が「格安SIMとはなにか?」をイチから説明。完全理解5つのポイント。

2018.12.14

ABOUTこの記事をかいた人

通信・放送系およびIT系の会社で格安スマホやWiMAXなどの企画を6年ほど経験し「格安スマホって革命的」と感じた一方で「みんなまだ全然使ってない…」ことも実感し、当サイトを立ち上げました。 「格安スマホ検討中の人」の参考になったら幸いです。