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格安SIMは「10分通話かけ放題」が主流
格安SIMに完全かけ放題はない
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアの場合は、月額数千円でどんなに電話をかけても通話料金がかからない「通話かけ放題」がありますが、格安SIMには「完全なかけ放題」はありません。
10分かけ放題はある
※上図はmineoの例
そのかわり、格安SIMには月額850円ほど払っておけば、「電話をかけて10分以内の通話なら何度かけても通話料金が発生しない」という「10分通話かけ放題」があります。3分で電話をきったとき、5分で電話をきったとき、9分で電話をきったとき、すべて通話料金がかかりません。
10分以上通話すると?
格安SIM各社で展開している「10分通話かけ放題」というサービスはだいたい月額850円程度ですが、それさえ払ってしまえば10分以内の通話は無料、10分以上の通話も10分を超過した分しかかかりません。10分超過分に関しては「10円/30秒」で料金がかかります。
「10分通話かけ放題」に入った方がいい人
1か月で「42.5分」以上通話する人
「10分通話かけ放題」は格安SIM各社で、だいたい月額850円で提供されてます。格安SIMの通話は1分で20円(20円/分)。850円だと42.5分の通話料金に相当します。
つまり、1ヶ月の通話料金が42.5分以上の人は、10分通話かけ放題に加入した方がお得です。
LINEの無料通話などは含まれません。
友だち/家族への通話ならLINEで
友だちや家族との通話が多い人は「LINEの無料通話」を活用できるので、「10分通話かけ放題」は不要でしょう。
仕事で使う人は加入した方がいいかも
仕事で自身の携帯番号を使う人は、数分の通話を何度もすることが多いと思うので、10分かけ通話放題に入る事をオススメします。
通話時間の確認方法
携帯会社のマイページが正確
今自分がどれほど通話をしているかは、今使っている携帯会社のマイページにログインすると正確な通話時間が確認できます。
スマホを使って確認する方法
スマホを使って確認する方法もあります。いっけん複雑そうですが、計算方法そのものは簡単です。
iPhoneの場合
「設定アプリ」を開く
「モバイルデータ通信」をタップ
「通話時間」と書かれた項目がでてきて、「現在までの合計通話時間」がわかる。○日○○時間と記載されてる場合は、すべて「時間」に換算する
一番下までスクロールすると「統計上のリセット」という項目に「前回のリセット日時」がでてくる
「今日」ー「前回のリセット日時」=「統計を取っていた日数」をだす
「現在までの合計通話時間」÷「統計をとっていた日数」=「1日あたりの通話時間」
「1日あたりの通話時間」×30日で「1ヶ月あたりの通話時間」がでる
Androidの場合
「設定アプリ」を開く
「通話設定」をタップする
「通話の長さ」という項目をタップする
1ヶ月の通話時間が表示される
10分通話かけ放題は専用アプリを使う
10分通話かけ放題に加入した場合は、専用アプリ(無料)のインストールが必要です。
10分かけ放題に入っていない人も使える
「通常の通話が半額になるアプリ」は格安SIM各社がだしており、10分通話かけ放題に入っていない人でも、その格安SIMを使っていれば無料で使えます。
着信側には一般的な通話アプリからかけた時と同じ表示になる
「090/080/070の番号からの通話が半額になるアプリ」でかけた通話も、着信側のスマホには普通の通話アプリからかけた時と同じ表示になります。そのため、仕事の通話などにも問題なく使えます。
格安SIM各社がだしてる通話半額アプリの一例
「10分通話かけ放題」を使う場合はじぶんが使う(使っている)格安SIMのだしている「通話半額アプリ」をインストールしておきましょう。ちなみに、アプリのインストール、利用はすべて無料です。
実際の画面(みおふぉんダイアル)
IIJmioの通話半額アプリ「みおふぉんダイアル」の実際の画面です。一般的な通話アプリと同じ使い方です。
10分通話かけ放題は後からでも加入できる
10分通話かけ放題は、格安SIMを使い始めてからでも加入できます。まずは加入しないで「通話料金が高いな」と感じたら「10分通話かけ放題」に加入してみるのがおすすめです。
通話かけ放題が豊富な格安SIM
通話かけ放題に入りたい人におすすめの格安SIMのひとつは「OCNモバイルONE」です。OCNモバイルONEは通話かけ放題は3種類もあり、他社でやっていないタイプのかけ放題もあるのでぜひチェックしてみてください。
通話かけ放題3種類あるOCNモバイルONE
OCNモバイルONEはNTTグループの格安SIMで、一時期はシェアトップでした。今はmineo、楽天モバイル、IIJmioなどに押されていますが、現在も人気の格安SIMではあります(やっぱりNTTブランドは強い)。
OCNモバイルONEの通話かけ放題は3種類
1つ目の「10分かけ放題」は先ほど紹介した一般的な格安SIMでのかけ放題サービスですが、2つ目の「トップ3かけ放題」、3つ目の「かけ放題ダブル」はOCNモバイルONE独自のかけ放題サービスです。
OCNモバイルONE独自のかけ放題「トップ3かけ放題」
OCNモバイルONEの2つ目のかけ放題で「トップ3かけ放題」です。これは、月額850円払っておけば、ユーザーが指定した3つの電話番号にかんしては、いくら通話しても通話料が完全無料、というサービス(10分以上でもOK)。
特定の3番号は無料というのは大手キャリアで昔やってたサービスですが、格安SIMでは史上初になっています。
3つじゃ足りない気もするなあ…。
OCNモバイルONEの独自のかけ放題「かけ放題ダブル」
OCNモバイルONEの「かけ放題ダブル」は通常の「10分通話かけ放題」と先ほど紹介した「トップ3かけ放題」を合わせたもので、
- 10分以内の通話なら何度かけても無料
- 指定した3つの電話番号なら10分を超えても無料
といった内容です。月額は少しあがって1300円。
「トップ3かけ放題」や「かけ放題ダブル」みたいなかけ放題サービスは他社にないから、OCNモバイルONEの独壇場だよね。
さすが、元祖携帯電話会社であるNTT系列というべきか、OCNモバイルONEは通話系のサービスの充実ぶりがすごいです。
まとめ
格安SIMに乗り換える時に迷うのが「10分かけ放題に入るかどうか」だと思います。実際、私も迷いました。
大抵の人はLINEの無料通話で十分かと思います。
自分の1ヶ月の通話時間がわからない人は、とりあえず加入せずに様子を見て後から加入する形でもいいと思います。
今の格安SIMは「10分通話かけ放題」ができたので、そんな事はないんですけどね。