目次
SIMとは?


こんな感じで、プラスチックのカードにくっついてきます(写真はすでにSIMを取り外した後)。
SIMを挿すとネットや通話ができる

SIMカードをスマホに挿すと、通信(ネット)ができるようになり、090/080/070から始まる電話番号での通話もできるようになります。
大手携帯会社のスマホを使っている人でも、スマホの中にはSIMカードが入っているはずです。


格安SIMでは「SIMのみ」で申し込める

大手携帯会社はスマホとSIMのセットのみを提供していますが、格安SIMでは「SIMカードのみ」を契約することもできます。
その場合は、手持ちのスマホにSIMを挿して使う形になります。

機能別に3種類のSIMがある

格安SIMの場合、機能が違う3種類のSIMから1種類を選んで契約します。それぞれSIMの機能を解説していきます。
大手携帯会社と同じ使い心地の「音声通話SIM」

「音声通話SIM」は、090/080/070からはじまる一般的な携帯電話の電話機能がついたSIMで、電話のほかに「ネット」もできて、電話番号宛に送るメッセージ「SMS(ショートメッセージ)」も使えます。
音声通話SIMでできる事
090/080/070の電話番号からの通話
インターネット
ショートメッセージ
携帯会社から乗り換える人に最適
ドコモ/au/ソフトバンクが提供してるSIMも音声通話SIMです。音声通話SIMを選べば、大手携帯会社から格安SIMに乗り換えても同じ使い心地でスマホを使えます。

音声通話SIMを3GBで使った際の月額
音声通話SIMの利用料が月額700円ほど
データ量3GBで月額900円ほど
= 合計月額1600円ほどで使えます。
電話をしない人向けの「SMS付きSIM」

「SMS付きSIM」は、電話番号宛に送るメッセージ「SMS(ショートメッセージ)」と「ネット」の機能だけついたSIMになります。
つまり、090/080/070から始まる一般的な携帯電話の電話機能はついてません。そのため、音声通話SIMより月額料金が安く使えます(だいたい月額550円くらい安い)。
SMS付きSIMでできる事
インターネット
ショートメッセージ
LINEの通話は使える


SMS付きSIMを3GBで使った際の月額
SMS付きSIMの利用料が月額150円ほど
データ量3GBで月額900円ほど
= 合計月額1050円ほどで使えます。
タブレットに最適な「データ通信SIM」

「データ通信SIM」は、ネットだけできるSIMです。通話もSMS(ショートメッセージ)も使えません。そのため、音声通話SIMより月額料金が安く使えます(だいたい月額700円くらい安い)。
もっともシンプルなSIMで、タブレットやモバイルルーターなどに使うことが多いです。
データ通信SIMでできる事
インターネット
LINEは使えない場合も


ただしFacebookをやってる人は使える。
LINEからSMS(ショートメッセージ)が送られてきて、そのメッセージに書かれた番号を入力することでLINEにログインするやり方を指します。不正利用防止のための対策。
LINEのログインは「SMS認証」のほかに、「Facebook認証」もあります。よって、Facebookをやっている人であれば、データ通信SIMでもLINEが使えます。
データ通信SIMを3GBで使った際の月額
データ通信SIMの利用料が月額0円ほど
データ量3GBで月額900円ほど
= 合計月額900円ほどで使えます。
SMS付きSIM/データ通信SIMでも電話番号を持つ方法がある

SMS付きSIM/データ通信SIMは、090/080/070から始まる一般的な電話番号を使って通話することができません。ただし、「050電話」という050から始まる携帯番号なら、持つことができます。しかも、月額は200円〜300円前後と安く、通話料金も通常の電話の1/5ほど。
050電話は、フリーダイアルや緊急3桁番号(110、119など)には電話をかける事ができない、というデメリットもありますが、携帯電話や固定電話には普通に電話できるので、「SMS付きSIM」や「データ通信SIM」でも、一応電話番号を持っておきたい人にはおすすめです。
050電話については以下の記事でまとめてます。
格安SIMに申し込む時は、どうやって選ぶ?
格安SIMをWEBから申し込む時は、以下のように3種類から選べるようになっています。
※下図はIIJmioの申し込み画面
SIMのサイズも3種類ある
SIMは3種類の機能から選べるわけですが、実はサイズも3種類あります。


SIMのサイズ(寸法)
標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
果汁グミ(ぶどう)2個分くらいの大きさ。一番デカい。 今はほとんど使われてない。 |
タフグミを薄〜くスライしたくらいの大きさ。 たまに使われている。 |
ポイフルを潰したくらいの大きさ。 一番小さい。今はほとんどがこのサイズ。 |

正確には下図の通りです。ちなみにSIMはサイズの違いによる機能の差はありません。

スマホによって、どのサイズを使うがかわってきます。最新のスマホならnano SIM、少し古いスマホならmicro SIMです。
自分のスマホのSIMのサイズを調べておこう
iPhone 4はmicro SIM、iPhone 5以降はnano SIMといった具合に、スマホの機種によってSIMのサイズが異なります。

格安SIMを申し込む際は、自分のスマホに合ったSIMサイズも事前に調べておきましょう。
SIMサイズの調べ方①「SIMを取り出す」
実際にスマホからSIMを取り出してサイズを確認します。
最近のスマホの多くは、側面に穴が空いており、そこにピンを刺すとSIMスロットがでてきます
SIMスロットと呼ばれる、受け皿がでてきます
SIMのサイズを確認しましょう。写真はnano SIMです
SIMサイズの調べ方②「機種名で検索してみる」

自分の使っているスマホの機種名がわかる人は、「機種名 SIMサイズ」などで検索してみるとすぐにわかります。いちいちSIMを取り出すのが面倒な人は、こちらの方がラクチンです。ただし、機種名を間違えないように。
SIMの「機能」×「サイズ」のまとめ表
今までの話をまとめると下表の通りとなります。
音声通話SIM、SMS付きSIM、データ通信SIMのどれを使うか決めて、自分のスマホに合ったサイズを選びます。
音声通話SIM ※データ通信SIM+700円くらい |
標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
SMS付きSIM ※データ通信SIM+150円くらい |
標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
データ通信SIM | 標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
まとめ
大手携帯会社から乗り換えて、スマホをこれまでと同じように使いたい人は「音声通話SIM」になります。
