通信速度制限って?

YouTubeやhulu、Netflixなどの動画を見まくっていると、月末にネット検索などが急に遅くなることがありませんか?この遅くなった通信を「低速通信」といいます。
これは1ヶ月に使えるデータ容量(燃料)を使い切ってしまったから起きる現象なんですね。
このデータ容量が尽きて低速通信になった状態こそが、「速度制限」です。
ようは燃料切れなので、「これ以上はネットを高速通信ではできませんよ」、と携帯会社に制限されている状況です。
ポイント
速度制限とは、データ容量を使いきり強制的に低速通信にさせられてしまうこと。
いまだと、高速通信は速い時で実測20Mbpsくらいでますが、低速通信だと0.2Mbpsくらいに下がってしまいます。
速度制限(低速通信)になると100倍も減速してしまいます。そうなると、インスタグラムやYouTubeなどは読み込みにめちゃくちゃ時間がかかり、ろくに使えなくなるわけです。

速度制限にならないための対策まとめ
そんな、速度制限にならないためにはどうしたらいいのか、それを解説していきたいと思います。
対策①:プラン変更をする

そもそも速度制限になるということは、「今使っているプランではデータ容量が足りない」ということです。
速度制限になる人は、長時間動画をみたり、インスタグラムを見たり、アプリをダウンロードしたりして、たくさんのデータ容量を使う人が多いので、とりあえず、いま使っているプランより大容量のプラン変更するというのが一番基本的な対策になります。
5GBプランで速度制限になる人は7GBや8GBプランへ、7GBプランで速度制限になる人は10GBプランへの変更を検討しましょう。

わからない人は、自分の使っている格安SIMのブランド名「◯◯ マイページ」で検索すればでてきます。
対策②:ネット使い放題プランのある格安SIMを使う

さくさくネットができる高速通信が完全に使い放題!というプランは格安SIMにも大手キャリアにもありません。
よって、完全にネット使い放題にするには、格安SIMだけでは難しいです(ちなみに、WiMAXを使うと完全ネット使い放題のスマホが作れます。私はそうしてます)。
ネット使い放題のある(数少ない)格安SIMは、どこも通信速度が制限されており、速度制限後の通信速度よりやや速いレベルでしかありません。



UQモバイルの無制限プランの場合、音声SIMで月額2680円でネット使い放題で安いんですが、通信速度が0.5Mbpsしかでず(ふつうの格安SIMは3Mbps〜20Mbpsくらいはでる)、動画をガンガン見まくるのは難しいです。
速度制限後も1Mbpsで使い放題、楽天モバイルの「スーパーホーダイ」は比較的安定して1Mbpsの速度を出す


そんな中でも楽天モバイルの「スーパーホーダイ」プランだけは、比較的、ちゃんと使えるネットし放題プランです。
2GB、4GB、6GB、14GB、24GBとデータ容量のラインナップがあり、それを使いきって速度制限された状態でも最大1Mbpsというそこそこの通信速度でネット使い放題、というプランです。
通信サービスでは、この「最大1Mbps」という表現がキモで、理論上はこの速度(理論値)がでるけど、実際にはそんなに速い数値はでないからね、というのが常識なんです。

ただ、楽天モバイルのスーパーホーダイは2年〜3年は最低利用しないと月々の割引を受けられない作りで、基本は2年〜3年継続利用前提のプラン設計になってるので、1年で解約したい人などは向いてません(ちなみに、2年〜3年使えばいつでも無料で解約できる)。
カウントフリーやデータフリーサービスを使う
つづいては、カウントフリー・データフリーサービスを使って、速度制限を回避する方法です。

カウントフリー・データフリーとは
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- 特定のアプリやWEBページの通信はデータ容量が減らない
- 仮に速度制限になった状態でも特定のアプリやWEBページだけは高速通信でサクサク使える
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というサービスのことです。
YoutubeやAbema TVなどを見放題「BIGLOBEモバイル」


速度制限になってしまう原因が「Youtube」や「Abema TV」などの動画ならBIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプション(月額480円)に加入すれば、すべて解決です。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションは、以下のサービスがデータ容量が一切減らずに使用でき、また速度制限がかかっていても高速通信で使用可能です。
Instagramの使いすぎで速度制限になりがちなら「LINEモバイル」


LINEモバイルは、「コミュニケーションフリープラン」は、Instagram・Twitter・Facebook・LINEといったSNSサービスなら、いく使ってもデータ容量が減らず、また速度制限中でも高速通信でサクサク使えます。
しかもLINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」は他社より月額が90円高い程度(音声SIM・3GBで月額1690円くらい)で、たいして高くありません。
対策③:バースト機能のある格安SIMを使う
速度制限になるとネットをするときに低速通信になってしまいますが、バースト機能がある格安SIMだと、低速通信の最初の数秒だけは高速通信でネットをしてくれます。

このバースト機能は、ON/OFFのようなスイッチはなく、バースト機能搭載の格安SIMを使っていれば低速通信(速度制限時)は常にバースト機能を発動してくれます。
そのため、バースト機能のある格安SIMと、ない格安SIMを使っている人では、速度制限に対する印象が結構違うんじゃないでしょうか。
バースト機能があれば、「速度制限?あー、たいして使い勝手変わらないよね」くらいに思っている人も多い気がします。

なので文字中心の情報量が軽いwebページなどはバースト機能で十分読み込めますが、一方で、動画や写真などの重たい情報はいくらバースト機能があっても読み込みきれません。
動画やインスタグラムなどをたくさん使う人には「焼け石に水」な感もありますが、TwitterやYahoo!ニュース、日経新聞アプリ、Google検索くらいなら通常の速度制限時よりもサクサクできます。
バースト機能のあるおすすめ格安SIM
バースト機能のあるおすすめ格安SIMは以下の記事で詳しくまとめていますが、ここでもさらっと。
格安 SIM |
プラン | 詳細 |
![]() IIJmio |
音声SIM
3GB 1600円 |
通信速度は速めで安定感はトップクラス。月額の安さは普通。セット購入できるスマホ機種数は多くて安いI。なお、IJmioは一番データ容量が少ないのは3GBプランです。
大容量プラン、最大10枚のSIMでシェア可能、家族間通話割引。バースト機能搭載。 当サイトでは、総合的に現在の格安SIMの中で堂々1位と認定してます。 |
![]() mineo |
音声SIM
1GB D:1500円 |
au、ドコモ、ソフトバンク全てに対応した格安SIM。通信速度の安定感が素晴らしい。あまり知られてないけどバースト機能が搭載されてる格安SIM。
毎月1GBまでなら無料で引き出せる「フリータンク」 など、独自性のある便利サービスが多い。「マイネ王」というユーザーのコミュニティサイトもあり、疑問などをすぐに解決できるのも◎。 ソフトバンク回線プランには1GBプランはなし。3GB〜。 |
![]() OCNモバイルONE |
音声SIM
110MB/日 1600円 |
品質・価格・プランなどバランスがよく”無難であり王道”な格安スマホ。
最近は、セット購入できるSIMフリースマホが増えて、価格もめちゃくちゃ安く売っている。 |
![]() DMMモバイル |
音声SIM
1GB 1260円 |
月額が格安SIM・格安スマホ業界で一番安い「業界最安値の格安SIM」。
DMMモバイルはIIJmioから設備を借りてるので、自動的にバースト機能が搭載。 |
![]() エキサイトモバイル |
音声SIM
1GB 1360円
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エキサイトモバイルはIIJmioから設備を借りてるので、自動的にバースト機能が搭載されてる。
データ容量を使った分だけ払う「従量制プラン」がウリで、1GB以上使えば次は2GBの料金になる。 1GBじゃ足りないかな?という人はエキサイトモバイルにしておけば、1GBじゃ足りない時にわざわざプラン変更しないでも勝手に調整してくれるので非常に便利。 |
まとめ
速度制限にならないための予防法いかがでしたか。速度制限は近くにWi-Fiがあればいいんですが、ないときは本当にイライラします。
なので、極力ならないような予防を心がけた方がいいでしょう。

ただ、この方法は月額が4500円くらいかかってしまうので、2000円台くらいに抑えたい人にはおすすめできませんが、一応、興味がある人は参考にしてみてください。